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☆断脚術から2年☆


 

               ご存じのようにパオは3本足です。


       ちょうど2年前の12月10日に、左後肢断脚術 をしました。


    脂肪肉腫あるいは非上皮性悪性腫瘍とわかってから、断脚までの2週間


            1分ごとに考えが変わるほど悩みました。

      
【 一部分だけ切除するか 】 ・ 【 断脚か 】 ・ 【 一部分切除後放射線治療するか 】


 

             2008年12月6日 ( 手術の4日前 )

 4本足で走るパオ

                  元気に走るパオ

 しっかりと踏みしめて

               4本足で大地を踏みしめ

 みゅうみゅうにマウンティング!!

              みゅうみゅうにマウンティングまでして

 


     

               2008年12月7日 ( 手術の3日前 )

       ベンガルパオ!!

            KFC の皆さまが 『 パオの激励会 』 をして下さり

               虎の着ぐるみを着て笑わせたパオ                   




                        そして

      皆さまのお祈りと応援のおかげで、手術は無事成功し  ココ

                お陰さまでパオは今も元気です。


        

                 みゅうみゅうがいなくなった今

 夏の想い出

            こんな写真は もう撮れない ( 2010年8月3日 )



                       ましてや

 家族写真

           家族写真も もう撮れない ( 2010年4月25日 )




   みゅうみゅうがいなくなってから 初めての二人揃っての写真 ( 12月9日 )

 さみしいよ~涙

              なんか 哀しい目をしてるね ( 涙 ) 


    パオの断脚2年目をみゅうみゅうに喜んでもらえなかったね ( 泣 )








        パオ!みゅうみゅうの分まで長生きするんだよ!
                      
 これからも元気で頑張るぞ~!!




        

病理組織検査の結果

 
    今日、主治医の病院へ抜糸に行きました。
  
     病理組織検査の結果もそろそろ出てるだろうと

     八割大丈夫、二割不安な気持ちでした。

     先生がニコニコと笑顔(いつも笑顔なんですが)だったんで

     「結果どうでしたか?」と聞くと「いい結果でしたよ!」

     私の顔はきっと満面の笑みだったと思います。

     抜糸が済み、先生が説明してくださいました。

 『摘出された腫瘍は、前回同様の組織像を示し、腫瘍細胞内に脂肪滴が
 含まれていることから脂肪肉腫と診断されます。
 腫瘍の境界は明瞭で、マージン部に腫瘍細胞は認められず摘出状態は
 良好です。再発率の高い腫瘍ですが、摘出状態が良好であることから、
 今回の摘出により予後は良好と考えられます。』

     『予後は良好』とはすなわち長生き出来るということです。

     やったぁ~よかった

     パオ!おめでとう

     ばんざ~い! ばんざ~い

     先生から注意がありました。

     ・階段は抱っこすること
     ・体重は現状を維持すること(6,8㌔)
     ・炭水化物は肉腫を増殖するので控えること
     ・たんぱく質を摂って体力をつけること
     ・体重の重い子に乗られないように注意すること
     ・滑りやすい所は歩かせないようにすること   等など


 病院でのパオ
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     嬉しくてパオのお洋服を買いに『Mink』と『9689』へ


 『9689』さんでのパオ 3本足ですが店内をうろうろと歩きまわっていました
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     『9689』さんのオーナーさんもパオのこと説明すると
     驚かれましたが「パオちゃん!よく頑張ったね!偉かったね!」と
     喜んでくださいました。
     ぽん太君のお誕生日プレゼントも買いました。
     パオとお揃いにしました。葵は色違いです。
     念願の「9689デビュー」ですよ。ぽん太君!
     楽しみにしててくださいね!

 
     あんまり嬉しくて、一度家に帰ってから、知り合いのブティックへ
     
 
 仔犬のころから連れて行ってたので看板犬のように入り口で
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     ここでも驚きと喜びの涙で 「パオちゃん!よかったね!」と
     いつものように撫でてもらいました。

 
 お日さまがあたるこのマットの上がお気に入りのパオ 
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     もう一件のブティックへ
     ここはパオを大好きだったトイプのレオ君が看板犬だったんですが
     今年7月に心不全で急に亡くなりました。
     オーナーは最近新しいトイプを家族に迎えてたので
     その子を見がてら、パオの報告に行きました。


 新しい看板犬のルイ君と レオ君と同じで吠えない賢い子です
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 まだ6ヶ月のルイ君はパオと仲よく 何かパオに話してるルイ君
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 ルイ君 可愛いです これからよろしくね
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 久しぶりにお出かけしたパオは満足そうでした
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 晩ごはんを食べてからくつろぐパオと葵
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 葵はお留守番だったけど夕方お散歩に行って満足 満足
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    もうお気付きでしょうが、フローリングを絨毯にしました。
    パオが滑らないように・・・
    二階部分をすべて(廊下、キッチン、ダイニング、リビング、私の部屋)
    前々からフローリングは犬によくないと思い、悩んでたんですが・・・
    オ○ッコをしても(ミュウミュウが)洗えるように40×40センチ四方の
    外せるものにしました。価格は普通のものより高いんですが、
    パオや他の犬のために奮発しました。
    
    
 抜糸したところが絆創膏負けして爛れて赤くなってます
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     皆さま、ありがとうございました。
     さんざん悩みましたが、断脚手術をして本当によかったと思います。
     パオは左後脚をなくしましたが、そのかわりにもっと大きなものを
     手にいれたと信じて疑いません。
     それは 『これからの長~い幸せな時間』 です。
     美味しいものを食べ、安心して眠れ、色々なところへ出かけ、
     楽しいワン友と戯れ、いろんな人と出会い、
     そしてなによりもパオが大好きな私がいつもそばにいて・・・
     パオは運の強い子です。
     
     そして

     私はパオとの出逢いを神さまに感謝します。
     パオは今度のことで私に勇気と希望を与えてくれました。
     パオの健気な姿を見ていると愛おしくてたまりません。

     そして

     応援してくださった皆さまに心から感謝しております。
     本当にありがとうございました。

     明日、明後日とパオと葵を連れ、かに旅行に行きます。
     れおんくんとホームズ君とです。
     パオの頑張りをゆっくりと癒してやりたいと思っています。

 行ってきま~す
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断脚手術と行動変化


     パオの断脚後のことが気になり色々調べてみました

     少し長くなりますが以下の内容をみつけました


獣医師向けの雑誌 J-VET2005-1号

「断脚手術を受けた犬の行動変化;予防と治療のための実用的指針」
Suzannah Stacey BSc MRCVS

この論文を書かれた著者は、断脚をした3本足の犬を2頭飼っています。
著者の2頭の犬は、断脚によって非常に顕著な行動変化を示しました。

1990年 J Kirpensteijnらの断脚手術をした44頭の犬の調査によると
断脚によって、

   ・犬に対する攻撃性を発現した犬が6頭
   ・他の犬の存在に不安を示した犬が5頭
   ・より服従的になった犬が2頭
   ・他の犬との接触を拒んだ犬が1頭          でした。

このような行動の変化には、飼い主が癌による断脚処置に対し、
否定的な反応を持っていることと相関関係にあるそうです。

また、犬が回復するまでの間、犬を一箇所に閉じ込めることによって、
飼い主と犬との関係が変化したり、行動変化が発生する可能性も
示されています。

手術を受けた後に、他の犬と接する時、飼い主は心配で、障害を持つ
自分の犬を守ろうとし、無意識に不適切な行動を助長させている
ことがあります。

断脚をした犬がその状態になれるまでの間、リードをして散歩すると、
リードなしで散歩するより、効率のよい動きを習得するのに時間が
かかることが証明されています。

術後回復したら術前にしていたのと同じように、他の犬と自由に
交じらせ自由に歩く時間を十分に与えたほうが、より早く身体状態に
適応し、他の犬に対しての行動変化もおこりにくくなります。

脚を切断することによって痛みや歩行の異常が起こります。
「痛い」という思いは攻撃行動につながります。

体勢の変化は脊椎や関節に二次的な病変をもたらす可能性があり
股関節に慢性的な疼痛を引き起こし、そのことで攻撃性を発現
することもあります。

断脚によって骨や神経、血管構造が疼痛問題になる場合が
あります。骨棘や腐骨形成、骨髄炎の発生を予防できない場合も
あります。断脚の近位に残された関節に変形性関節疾患が
発生することもあります。
血液供給の破綻により虚血や痛みが生じることもあります。
切断された神経が再生の反応を起こすことで、
神経腫を形成し、痛みを伴う場合もあります。

ヒトは断脚すると、術後にもそこに足があるような感覚があり、
その感覚の足に慢性的な痛みを感じます。


     パオはやはり「痛み」を我慢してるんだと思いました。

     接し方は私が考えてたことと同じで安心しました。

     幸い多頭飼いなのと、お散歩仲間のワンコも多いし

     KFCのオフ会も頻繁にあるし、今までもノーリードだし

     断脚に対して肯定的な考えだし、障害をもったけど

     今まで通りに他のワンコと遊ばせたいと思っています。


     ただ、断脚によって生じる骨や関節等もろもろの疾患に

     最善の注意と努力が必要なことを覚悟して

     パオが少しでも楽に過ごせるようにサポートします。

     パオを今まで以上の愛情で包んであげます。


 毎日お天気で南向きの窓からお日様がいっぱいです
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 パオと葵はいつもなかよしです
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 葵はパオに優しく接っしています 何を話してるのかなぁ~ 
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 お昼からは場所を変えて日向ぼっこ
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 みんなお日様が気持ち良さそうです 
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 夕方まで日が当たります お日様はありがたいです
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 おやつに蜜入りりんごを・・・おともだちからお見舞いに頂きました
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 おとなしく順番を待っています
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     朝と夕方に葵とミュウミュウを連れて散歩に行くとき

     パオもとても行きたそうです。元気が出てきた証拠です。

     でも抜糸まではお留守番です。


 晩ごはんの時間です
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今日のメニューは・・・鶏のむね肉、ブロッコリー、白菜、水菜、椎茸、人参、トマト
             まいたけ、ひじき、豆腐、納豆、はと麦、白米、黒ごま

 食欲はありすぎるくらいです
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     今まではお好み焼きや焼き飯が好きなのでそうしてましたが、

     癌には水分の多い食事に、海藻やきのこ、ブロッコリーや
 
     白菜のようなアブラナ科の野菜、はと麦がいいとmiyaさんが

     教えてくださったので、最近はこういう食事に変えました。

     ダイエット食になれば炭水化物を控えた食事にします。

     
     何か食事やその他で、いい情報があれば教えてくださいね!

     パオを温かく見守ってくださってる皆さま!

     よろしくお願いいたします。

パオのその後

 

    手術から5日目、退院から3日目、おかげさまでパオは元気です。

     食欲もあり、下痢や嘔吐もなく、漿液も出てないようです。

     T字型に切除してるのでガーゼがT字型に貼ってありますが

     漿液が出てたらガーゼに滲み出てくるらしいので・・・

     ガーゼがしっかりとテープで留めてあるんですが、

     そこの皮膚が爛れて、かゆそうで痛々しいです。


 じっとおとなしくしています
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 ご飯のときキッチンまで歩いてこれるほど元気になりました

 ちゃんと三本足でしっかり立ってます
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 足腰に負担がかからないようにクッションの上で食べさせています
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 おいしそうに食べてます
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     パオと私が元気でるように!ってお花とカードをいただきました。


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     『パオママさんのblog毎日というほどみています^-^
     パオちゃん退院おめでとうございます。
     今日に至るまで大変悩んで大きな決断をされたと思います。
     でもパオママさんの大きな決断は正しかったと思いますよ。
     パオちゃんだけでなく犬に対する(blogからあふれでています)
     沢山の愛情こもったblogこれからも楽しみにしています。
                                    アルママ』

     アルママさん、ありがとうございました。
     すごく嬉しかったので、勝手にカードの内容を載せさせて頂きました。
     美味しいケーキもありがとうございました。


 パオのそばには行かず大人しい葵とミュウミュウ
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 パオはひとりでのんびりと
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     最近BUHIの二頭目を飼った知人に偶然会いました。
     「パオちゃんと葵ちゃん元気?」と聞かれたので、
     パオのことを説明すると・・・
     彼女はこんな話をして勇気づけてくれました。

     『最近テレビで見たんやけど、断脚手術が必要な犬の飼い主が
     犬の言葉がわかる人(多分外国の女性)に相談したら、
     「毎日泣いてばかりの飼い主の暗い顔をこれ以上見たくないし、
     一緒にいたいから脚を切ってくれ!」って犬が言ったらしく
     断脚してその犬は今も元気にしてる。って
     パオちゃんも脚はなくなったけど、長生きしてママのそばに
     いられるほうが幸せって思ってると思うえぇ』

     知人に言われるまでもなく、そう信じてはいましたが
     本当にそうなんだ!とあらためて嬉しくなりました。


     パオ!脚がなくなっても・・・パオは私の可愛い娘だからね!

     かけがえのない可愛い可愛い娘だからね!

     これからも元気で一緒に幸せな時間を過ごそうね!


 目の見えないベティも応援してます
 (角膜はだいぶよくなりましたが、カラーは必要で、ゲージからは出せません)
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 葵もおとなしくひとりで遊んでいます
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 パオは日に日に元気になっています
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     たくさんの方々から心温まるコメントを頂き感謝しています。

     本当にありがとうございます。

     返信が遅れたり、失礼が多々あるかもしれません。

     この場をおかりしてお詫びいたします。

     パオは皆さまの温かいご声援に応えるかのように回復していってます。

     なんとお礼を言っていいかもわからないくらい感謝しています。

     今後もパオの元気な顔をのぞいてやってください。

     本当に本当にありがとうございました。

     これからもパオをよろしくお願いします。

     心から嬉しく、幸せに思っています。


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おうちに帰ったよぉ~



             無事退院

     これも一重に皆さまのお陰と深く深く感謝しています。

     祈ってくださり、念力を送ってくださり、応援してくださった皆さま!

     心から厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 退院前のチェックを受けてるパオ 
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 本当に優しかった看護師さんに抱かれて
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 服を着てからもう一枚 どこ向いてんのぉ?
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 外に出てからまたまたもう一枚 しつこかったかなぁ!?
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     看護師さんからのコメントを帰ってから読んで見ると

     「退院おめでとうございます。入院ゲージの中ではとても
     おりこうにしてくれました。面会後少しさみしそうにしている
     パオちゃんがかわいらしかったです。おうちでご飯いっぱい
     食べさせてあげてください。ダイエットも頑張ってください。」

 車に乗って さぁ~出発!おうちに帰れるよ!
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 すごーくリラックス 本当によく頑張ったね!パオ
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 信号待ちで大好きなおやつをあげました
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 おひさまがあたって暑そうなパオ ホントに小春日和の暖かい一日でした
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     家に帰ってから 『じっとしてなあかんよ!』と言うと

     ずぅーとじっとしてくれたお利口さんなパオでした。

     そうそう!オ○ッコもちゃんとしゃがんでしました。

 家に帰って安心したのか グゥグゥと鼾をかいて寝ています
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     お留守番だった葵は大喜び!でもいつもみたいにパオに

     『遊んでぇ~遊んでぇ~』 と絡みません。

     葵もパオが痛みを我慢してるのがわかるみたいです。

     股関節を外して断脚してるんですから痛みは結構あるらしいです。

     パオが我慢強いのか犬そのものがそうなのかわかりませんが・・・
    
 葵もパオにじゃれるでもなく ちゃんとひとりで遊んでいます
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 おとなしくじっとしているパオ 本当にお疲れさまでした 
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     いつもおとなしくしているので痛くておとなしいのかどうかが

     わかりにくいですが、昨夜主治医に聞いたところ

     『お腹を切ったのとは比べものにならないほど痛いはずです。』

     今年1月に子宮蓄膿症の手術をしたパオ

     今年で病抜けしようね!来年は元気いっぱい楽しく暮らそうね!