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☆犬は飼い主を選べない☆
『 子どもは親を選べない 』 とよく言います。
本当は逆で、あっちの世界から見ていて、あの二人の子どもに生まれたい!
って思い 生まれてくるのかもしれないと 下の詩を読んで思います。
ーわたしが あなたを 選びましたー
でも、犬の場合は明らかに違います。
飼い主はペットショップやブリーダー、もしくは里親募集してる犬を
好きな犬種や♂♀を選べます。
しかし、犬は飼い主を選ぶことは決して出来ないのです。
犬の運命は幸せになるか不幸になるかが、飼い主で決まってしまいます。
パオがうちにきたのは12年半前の 1999年10月12日
フレンチの♀を探していて、とあるペットショップにいると知人から聞き
急いで見に行き、すぐに決めたのがパオです。

パオがもしうちに来なかったら、今ごろどうしてたでしょうか?
そのころフレンチは今ほど人気もなく、他の犬種よりお値段も高いので
売れ残って 繁殖犬になっていたかも知れません。
というのも、パオを飼ってから半年くらい経って同じペットショップに
パイドの♀が展示されていましたが、しばらく経って行くといなかったので
売れたのか聞くと、生後8カ月以上経っても売れなかったので
繁殖犬になったと聞いたからです。
それにパオを探してた時に、別のペットショップで見たパイドの♂は
一旦は売れたようですが、皮膚が弱いという理由でそのペットショップが
リードに繋いで預かってるのを目の当たりに見ました。
その子がその後どうなったかは分かりませんが
一旦家族に迎えた子を皮膚のトラブルだけでショップに預ける飼い主って
どんな飼い主でしょうか!その子が幸せな生活を送ってるとは思いにくいです。
パオは8歳半まで、皮膚のトラブルや分離性の嘔吐以外に
病気らしい病気はしなかったですが、その後 4回の手術をしています。
保険も加入していなかったので、相当のお金もかかりました。
なにより、左足の悪性腫瘍のとき、随分悩みましたが、断脚術をしたからこそ
再発もせず、今もパオは元気だと確信を持って言えます。
パオがうちの子になってなかったら・・・
今も元気だったかどうか疑問に思えるのは、私の驕りでしょうか?
パオ~!これからも元気で長生きしてね!
次に葵ですが、葵は売れ残り ( この言葉は嫌いですが ) で
2件ほどお話があったのですが、情がわいて 結局 家族に迎えました。

葵は去年のヘルニアの疑い?以外は病気もせずに元気いっぱいです。
2件のお話のお宅に行っても幸せだったかもしれませんが
その時点で生後半年でしたし、うちで生活してたのが2カ月以上経ってましたから
葵にとっては、うちが自分の家だと思ってたはずで、よそにやるのは酷なことでした。
それにパオが大すきな葵ですから、これでよかったと思っています。
そして・・・ doux
doux はまさしく繁殖犬でした。
どこでいつ生まれたのかも定かではありませんが、数回 繁殖に使われ
冷暖房のないケージに閉じ込められ、食事も3~4日に1回くらいで
生まれつきの両股関節形成不全と両膝脱臼の痛みに耐えていたことは事実です。

レスキューされたときの写真と動画を見たとき、すぐに引き取ろうと決心しました。
ここまで酷い状態の子の里親はなかなか見つからないと思ったからです。
実際、相当の覚悟 ( 手術後歩けなくなる可能性もあったので ) をしてました。
でも doux の歩こうという意欲と doux の素直なリハビリの成果で
みるみる筋肉もつき、今では走れるようにもなりました。
当初、物音に吠えたり、パオや葵の食事を取ろうと唸ったりもしましたが
今では、吠えることもなく、唸ったりもせず、順番を待つことも出来ます。
苦労したトイレの躾も、ほぼ失敗はなくなりました。
毛並みもよくなり、顔つきまで変わったような気がします。
人懐っこく、他の犬とも上手に遊べます。
可愛く天真爛漫な性格は生まれつきだったんでしょうか?
毎日、doux を見るたびに 「 うちに来てよかった?」 って聞きます。
すると・・・ ぐぅ~ぐぅ~ ( よかったよ~ ) って返事してくれます。
doux の過去こそ、飼い主を自ら選べない最悪のケースだったかもしれません。
このブログを見てくださってる方々は、みなさん素晴らしい飼い主さんで
それぞれの犬も幸せな毎日を送っていると思います。
ただ、犬を飼っていも 病気になったり、年老いたら 棄てる飼い主たちが
まだまだ多くいることも、やり切れなく哀しい事実です。
世界中の犬たちが、素晴らしい飼い主に巡り会うことを願ってやみません。
お帰りの際、ポチッとよろしくお願いします!


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