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☆最後まで守り抜くこと☆


ジャン君の肝臓に転移した癌が破裂して危篤状態になってから約8週間。

毎日のようにジャン君の様子をブログに書いて55日目です。


呼吸も酷くなり、何もしなくても鼻から膿が垂れて出てくるようになり

腸の動きも悪くなりお腹が張るので、マッサージしてガスを出してるとか。

それでもしっかりと食欲もあり、散歩にも行くほど、やる気満々のジャン君。

そんなジャン君を心から愛し、ずっと見守りつづけてる I さん。

I さんもやる気満々だそうです。


毎日、ジャン君の様子を知らせてくださるメールがくるたびに

ほんとうにすごいと思いながら

I さんが強くなっていくのを感じます・・・


受け入れたくない現実をしっかりと受けとめ

前を見据えて、ご自身にできることをきちんと実行しておられます。

明るく、そして前向きに・・・


ご存じのようにジャン君は3歳まで飼い主が転々と変わっていました こちら

I さんと巡り合い、幸せに暮らし始めて約2年半の昨年11月に

甲状腺の悪性腫瘍とわかり、闘病半年以上になります・・・


ジャン君のように病と闘ってる犬たちやその飼い主さんたち。

元気に暮らしてる犬たちやその飼い主さんたち。

すべての犬の飼い主さんたちに

もう一度 「 最後まで守り抜く 」 という意味を考えてほしくて

ふたつの詩をここに記載しました。



1.私の一生はだいたい10年から15年。あなたと離れるのが一番つらいことです。
 どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しい。

2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。

3.私を信頼して欲しい、それが私の幸せなのだから。

4.私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで欲しい。
 あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。
 でも、私にはあなたしかいないから。

5.話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は届いているから。

6.あなたがどんな風に私に接したか、
 
 私はそれを全て覚えていることを知って欲しい。

7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。
 私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、
 あなたを傷つけないと決めていることを。

8.私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、
 私が何かで苦しんでいないか考えて欲しい。
 もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、
 長い間日に照らされているかもしれない。
 それか、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれないと。

9.私が年を取っても、私の世話をして欲しい。
 あなたもまた同じように年を取るのだから。


10.最後のその時まで一緒にいて欲しい。言わないで欲しい、
 「もう見てはいられない。」、「私ここにいたくない。」などと。
 あなたが隣にいてくれることが私を幸せにするのだから。
 忘れないで下さい、私はあなたを愛しています。



犬の十戒 作者不詳




死ぬのが怖いから

 飼わないなんて、

  言わないで欲しい。


おうちを汚すから飼わないというなら、
犬はお行儀を身につけることでできる。

留守がちだから飼わないというなら、
犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。

貧乏だから飼わないというなら、
犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。


だけど、、、、死ぬのがこわいからといわれたら、
犬はもうお手上げだ。

全ての犬は永遠じゃない。
いつかはいなくなる。

でもそれまでは、すごく生きている。
すごく生きているよ。

だぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
飼い主たちは、大変であつくるしくって、
幸せな時間を共有しているはず。


飼いたいけど飼わないという人がいたら、
伝えて欲しい。犬たちは、
あなたを悲しませるためにやっては来ない。

あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。

どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を
預かってみるのは、人に与えられた、
素朴であって高尚な楽しみでありますよ、と。



朝日新聞 2004.2.28 掲載 ( NPF 日本ペットフード 広告 )



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