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☆パオへの手紙☆
パオ・・・今 どうしてるの?
何もない 何も考えてない 『 無 』 の世界にいるのかな?
天国や虹の橋があるなんて わたしは信じてない・・・
わたしはまだまだパオのことばかり考えて
哀しみの中に留まっている・・・
そのことをパオはきっと許してくれてると思う・・・
パオは利口な子だったから・・・
わたしの 弱さ や いくじなさ を大きく包みこんでくれてるよね?

パオ・・・ごめんね・・・
あの日・・・パオをたったひとりで置いてきぼりにしてしまって・・・
帰るとき 病院の窓が少し開いていて その窓の隙間から
わたしが出ていったドアのほうを パオが酸素室からじっと見てるの見て
連れてかえりたい・・・と思ったとき
どうして引き返して連れてかえらなかったのか・・・
ずっとずっと悔やんでばかりいる・・・

パオの大好きだった空ちゃんのままが
「私と行った思い出の場所に私の顔を思い出して、嬉しくないの?
こんなにいっぱい一緒に行けたのに
私と生きた時間は、苦しめるだけだったん?」
私がこんな風に、身勝手な夢を見るように、
パオママが悲しみの中ででも、
パオちゃんと生きた時間、一緒に行けた場所を笑顔にしていけたら
パオちゃんが生きた証が、もっともっと輝くよ。
って ブログに書いてくれたんだけど
パオと生きた時間は楽しく幸せで輝いていたから
決して、わたしを苦しめるわけではないけど
パオと行った思い出の場所の数々を、まだ嬉しく想い出せないのが事実・・・
パオとの思い出は家の中・市内のあちこち・他府県のあちこち
そこらじゅうにあるから、楽しく嬉しく思い出してはいるんだよ・・・
でもいつも 楽しかったなぁ~と考えようとすると・・・
パオの酸素室の映像が目の前に現れ
その楽しさや幸せだったことを、うち消してしまうのが現実なんだ・・・

パオは当然と思っていたかもしれないけど・・・
パオは犬が行けない場所にも どれだけ一緒に行ったことか・・・
焼き肉屋・居酒屋・お好み焼き屋・それに一流ホテルのバーにまで・・・
度々乗った新幹線の中でも膝の上や隣の座席にいても注意されなかったね・・・
それはパオが大人しくてお利口だったからだよ・・・
パオと一緒に行った場所で、心から楽しく懐かしめるのに
もう少し時間がかかると思うけど・・・
きっときっといつかは、その思い出が眩しいくらいに輝くと思う・・・
パオ・・・会いたいから・・・夢にでもいいからでてきて・・・
パオの思い出を心から愛おしく抱きしめたい・・・
パオに会いたい・・・
姿は見えなくても・・・パオ・・・かえっておいで・・・
そして・・・わたしのそばにいておくれ・・・永遠に・・・


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